テクノロジー 働き方 AI時代の働き方に関する意識調査

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上場企業に勤める40代・50代の管理職を対象にアンケートを実施

近い未来、AIやテクノロジーの進展により、私たちの仕事は彼らに「奪われるのでは?!」という不安な声を耳にしますが、管理職へのアンケートからは、AIにとても高い期待感を持っていることがわかりました。

<調査概要>
調査対象:首都圏の上場企業に勤務し、部下を持つ管理職(部長職・課長職、40歳~59歳の男女) サンプル:309名
調査方法:インターネット調査 実施時期:2017年4月

Q1. あなたは、AIに対して、どのように思いますか

どちらかといえば期待している67.3% とても期待している21.4% 脅威を感じる10.7%

※AI時代:本調査では、AI全盛と見込まれる2030年から2035年頃を想定しています。

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どちらかといえば期待している67.3% とても期待している21.4% どちらかといえば脅威に感じる10.7% とても脅威に感じる0.6%

AIの導入に対しては、「とても期待している」「どちらかというと期待している」を合せると、88.7%の管理職が期待をしていると回答しており、脅威を感じているの11.3%をはるかに上回りました。

Q2. AIが導入されたら任せてみたい仕事はありますか?(上位5つ)

データ処理67.6% データ分析63.4% 情報リサーチ43.4%
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データ処理業務67.6% データ分析63.4% 情報リサーチ43.4% 製造、調達12.6% 営業、販売業務9.1%(n=309、複数回答)

AIに任せてみたい業務として、「データ処理業務」(67.6%)、「データ分析」(63.4%)、「情報リサーチ」(43.4%)といった、データを扱う業務が上位にあげられました。

Q3. 2035年にあなたが現役で働いていた場合、上司、部下がAIになったらどのように感じますか?

上司:好意的52.1% 抵抗感47.9% 部下:好意的64.1% 抵抗感35.9%
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上司がAI:好意的15.5% どちらかと言えば好意的36.6% どちらかと言えば抵抗感がある30.1% 抵抗感がある17.8% 部下がAI:好意的17.5% どちらかと言えば好意的46.6% どちらかと言えば抵抗感がある24.3% 抵抗感がある11.7%(n=309)

将来、上司、部下がAIになった場合の感情を聞いたところ、AIの部下には好意的な管理職が64.1%だったのに対し、上司がAIになった場合に好意的と感じている管理職は52.1%にとどまり、AIの上司にはやや抵抗感が大きいことがわかりました。

Q4. AI時代と現在で、部下に求める能力は?

現在:対人関係力67% 創造力21% AI時代:対人関係力55% 創造力:36.9%
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現在:対人関係力67.0% 創造力21.0% 分析的思考力・概念的思考力45.3% 複雑な課題に対する解決力30.4% 情報収集力15.9% 柔軟性14.2% 単純な課題に対する解決力7.1% チャレンジ精神19.7% 積極性・主体性26.5% リーダーシップ9.7% AI時代:対人関係力55.0% 創造力:36.9% 分析的思考力・概念的思考力36.6% 複雑な課題に対する解決力35.3% 情報収集力23.0% 柔軟性14.6% 単純な課題に対する解決力14.2% チャレンジ精神13.9% 積極性・主体性12.3% リーダーシップ12.3%

現在、部下に求める能力としては、「対人関係力」(67.0%)、「分析的思考力・概念的思考力」(45.3%)、「複雑な課題に対する解決力」(30.4%)が上位に挙げられる一方で、AI時代には、「対人関係力」(55.0%)、「創造力」(36.9%)、「分析的思考力・概念的思考力」(36.6%)が重要になると考えていることがわかりました。

Q5. AI時代に活躍するために、小学生が取り組むべきことは?

語学(英語・中国語など)51.1% 国語・読解力43.4% プログラミング42.7%
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語学(英語・中国語など)51.1% 国語/読解力43.4% プログラミング42.7% 算数22.7% 理科・科学17.8% 道徳12.9% 運動・スポーツ11.7% 自然遊び、外遊び10.7% 美術・芸術7.1% 社会4.2% 音楽2.9%

AI時代にビジネスパーソンとして活躍するために、現在の小学生が、今から取り組んでおいたほうが良いこととしては、 1位に「語学(英語・中国語など)」(51.1%)、2位は「国語/読解力」(43.4%)、3位には2020年から小学校で必修となる「プログラミング」(42.7%)があげられました。