人財 グローバル アンケート調査 レポート 世界25カ国の調査から見る「"日常"の再定義:新たな時代の働き方とは 2021」

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2021.10.19

Adecco Groupでは、日本を含む世界25カ国で14,800人の働く人々を対象に、新型コロナウイルス感染症の拡大が働き方に変化をもたらして約1年が経ち、仕事に対する姿勢や考え方がどのように変わったかを調査しました。調査から分かった、注目すべき5つのポイントをご紹介します。

1. Next Normalは、ハイブリット型ワークスタイルへ

ハイブリッド型勤務は今後も継続されるが、柔軟性が鍵に勤務時間の半分以上をリモートで働く就労者は、ハイブリッド型ワークスタイルを希望53%多くの就労者が自宅にリモートワークを効率的に行うための環境を整えている71%
Total Australia Bel/Ned Canada China EMEENA France Germany Italy Japan LatAm Nordics Spain Switzerland UK USA
パンデミックの後にリモートで働きたいと考える割合 53% 47% 52% 62% 23% 43% 50% 54% 52% 64% 54% 54% 59% 49% 63% 54%
自宅にリモートワークを効率的に行う環境が整っている 71% 81% 64% 71% 72% 76% 64% 71% 60% 54% 78% 72% 71% 79% 71% 84%
ハイブリッド型ワークスタイルに移行しても生産性は低下していない 82% 90% 84% 78% 92% 75% 85% 83% 84% 70% 80% 82% 85% 82% 83% 85%
パンデミックによる働き方の変化は、多様なバックグラウンドを持つ人々により多くの機会を作り出すと思う 69% 80% 61% 64% 85% 77% 54% 67% 65% 57% 84% 63% 76% 64% 64% 75%
柔軟な働き方によって障がい者が働きやすくなると思う 75% 81% 72% 81% 82% 80% 67% 66% 73% 46% 86% 73% 75% 72% 80% 87%

 

<調査結果まとめ>

世界的な傾向として、働き手は、半分以上の時間をリモートワーク(53%)、残りの時間をオフィス勤務(47%)というハイブリッドな働き方を続けたいと考えており、71%の人々が、自宅で効果的なリモートワークを行う環境が整っています。
過去18カ月において、リモートワークによって生産性が低下することはなく、よりインクルーシブで柔軟な働き方が可能であることが証明されました。企業はこの機運を利用して、多様性、平等性と包容力を高める必要があります。

【調査概要】
調査人数:14,800人(男性:7,442人、女性:7,324人)
調査実施国:日本、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、スウェーデン、スイス、トルコ、計25か国

図表に記載されている地域略称
Bel/Ned:ベルギー、オランダ EMEENA:ギリシャ、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、トルコ LatAm:アルゼンチン、ブラジル、メキシコ Nordics:デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン