「現在、私が所属している戦略営業部の役割は、新規のお客さまの開拓と、新卒や中途で入社した若手社員の育成です。その中でも、私たちの支社は新宿エリアを中心に活動しています」
2025.6.25
2017年にキャリア入社した源川 剛史。新宿エリアでの営業活動とともに、チームメンバーのキャリア開発・育成に取り組んでいます。メンバーの成長を後押ししながら、それぞれの価値観に耳を傾け、「仕事のおもしろさを伝える」マネジメントを心がける源川が、転職で得た気づき、支社長としての働きがいを語ります。
アデコ株式会社(以下、アデコ)の首都圏西事業本部 戦略営業部 戦略東京西第1支社で支社長を務める源川。32歳という若さでチームマネジメントに日々奮闘しています。
「現在、私が所属している戦略営業部の役割は、新規のお客さまの開拓と、新卒や中途で入社した若手社員の育成です。その中でも、私たちの支社は新宿エリアを中心に活動しています」
源川は自身を含む8人の営業メンバーを率いており、人財派遣、アウトソーシング、人財紹介といった幅広いサービスを提供しています。
源川「最年長の私が32歳で、メンバーは新卒1年目から3年目までの若い社員が中心です。積極的に挑戦していこうという雰囲気のある組織ですね。
以前は創業から90年ほど続く老舗メーカーに勤めていたのですが、年功序列で近しい価値観の人が多くいわゆる昔ながらの日系企業という感じで、当時の私は会社とはそういうものだと思っていました。
アデコに入社した時は、社員一人ひとりの主体性を重視するアデコのカルチャーにギャップを感じ、その違いに当初は驚きもありましたが、今では、アデコの企業カルチャーを理解し強く共感していますし、私自身もそのカルチャーを体現できているかなと思います」
しかし、若手社員の価値観の多様性に驚かされることもあります。
源川「私自身もほかの世代からすれば若いと思いますが、いわゆるZ世代と言われる20代の若いメンバーは、まったく異なる価値観を持っていると思うことがあります。
たとえば、成約したことにあまり喜びを感じない社員もいます。そこで、本人にとっての喜びが何かを探っていくと、社内の人に感謝された時や、協力し合えた時に喜びを感じると話してくれました。『では、社内の人に感謝される瞬間ってどんな時だと思う?』と問いかけて、さらにどんな時に自身が喜びを感じるのかを一緒に考えていきます。
自分が何に対してやりがいを感じたり原動力になるのかを一緒に探求していくことで、メンバー一人ひとりに対する理解を深めるとともにそれぞれの価値観を大切にしながら、メンバーの仕事のパフォーマンスや成果にもつなげていくための方向性を見出していくように心がけています。
また、月に1回はメンバー全員と1on1ミーティングの時間を設けて、しっかりとコミュニケーションを取るようにしていますね」
源川のマネジメントスタイルの根底には、こんな想いがありました。
源川「私の好きな言葉に『いい先生は勉強の教え方がうまいんじゃなくて、勉強の楽しさを教えるのがうまい』というものがあります。これを仕事に置き換え、仕事のハウツーを教えるというよりも、自身が担当している仕事が何につながっているのか、そのおもしろさを感じてもらうことを個人的なミッションにしています」
源川のキャリアは、アデコへの転職を機に大きく変化したと言います。