働き方 アンケート調査 人財 【アンケート調査】テレワーク経験の有無による、管理職のテレワークに関する意識比較調査

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テレワーク経験の有無による意識の差を調査するため、2019年までにテレワーク経験がある管理職(テレワーク経験ありの管理職)300人と緊急事態宣言後に初めてテレワークを経験した管理職(テレワーク経験なしの管理職)300人を対象にアンケートを実施しました。

Q1.緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下と十分にコミュニケーションを取れたと思いますか

テレワーク経験ありの管理職:はい67.0%、いいえ33.0% テレワーク経験なしの管理職:はい52.7%、いいえ47.3%
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Q1.緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下と十分にコミュニケーションを取れたと思いますか(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300)、はい67.0%、いいえ33.0% テレワーク経験なしの管理職(n=300)、はい52.7%、いいえ47.3%

「テレワーク経験ありの管理職」のほうが、緊急事態宣言下のテレワークで部下とコミュニケーションが取れたと回答

緊急事態宣言下でのテレワークについて、「テレワーク経験ありの管理職」の67.0%が、部下と十分にコミュニケーションを取れたと回答しました。これは「テレワーク経験なしの管理職」(52.7%)よりも約15ポイント高く、緊急事態宣言前のテレワークの経験の有無が部下とのコミュニケーションに影響していることが伺える結果となりました。

Q2.緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下とのコミュニケーションは増えましたか

テレワーク経験ありの管理職:増えた30.3%、減った28.3%、変わらない41.3% テレワーク経験なしの管理職:増えた22.7%、減った41.7%、変わらない35.7%
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Q2.緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下とのコミュニケーションは増えましたか

【緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下とのコミュニケーションは増えましたか:時間】(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300)、増えた30.3%、変わらない41.3%、減った28.3% テレワーク経験なしの管理職(n=300)、増えた22.7%、変わらない35.7%、減った41.7%

【緊急事態宣言下でのテレワーク中、あなたは部下とのコミュニケーションは増えましたか:頻度】(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300)、増えた37.0%、変わらない38.0%、減った25.0% テレワーク経験なしの管理職(n=300)、増えた24.3%、変わらない37.3%、減った38.3%

緊急事態宣言下のテレワークで、「テレワーク経験なしの管理職」は部下とのコミュニケーションをとる「時間」が減少し、「テレワーク経験ありの管理職」は部下とのコミュニケーションの「頻度」を高めた傾向

緊急事態宣言下でのテレワークについて、「テレワーク経験ありの管理職」の67.0%が、部下と十分にコミュニケーションを取れたと回答しました。これは「テレワーク経験なしの管理職」(52.7%)よりも約15ポイント高く、緊急事態宣言前のテレワークの経験の有無が部下とのコミュニケーションに影響していることが伺える結果となりました。

Q3.マネジメントする立場として、テレワークを実施して良かったと思うことはどのようなことですか

テレワーク経験ありの管理職:1.部下のワークライフバランスがとりやすい54.3% 2.自身のワークライフバランスがとりやすい52.0% 3.業務効率があがる50.0% 4.無駄な業務が減少する41.0% 5.部下の自律心が向上する30.0% テレワーク経験なしの管理職:1.部下のワークライフバランスがとりやすい47.0%% 2.自身のワークライフバランスがとりやすい42.7% 3.無駄な業務が減少する43.3% 4.業務効率があがる30.0% 5.部下の自律心が向上する17.7%
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Q3.マネジメントする立場として、テレワークを実施して良かったと思うことはどのようなことですか(複数回答)

部下のワークバランスがとりやすい:テレワーク経験ありの管理職54.3%、テレワーク経験なしの管理職47.0% 自身のワークバランスがとりやすい:テレワーク経験ありの管理職52.0%、テレワーク経験なしの管理職42.7% 業務の効率が上がる:テレワーク経験ありの管理職50.0%、テレワーク経験なしの管理職30.0% 無駄な業務が減少する:テレワーク経験ありの管理職41.0%、テレワーク経験なしの管理職43.3% 部下の自律心が向上する:テレワーク経験ありの管理職30.0%、テレワーク経験なしの管理職17.7% 業務の質が上がる:テレワーク経験ありの管理職23.3%、テレワーク経験なしの管理職15.7% 自身のマネジメント能力が鍛えられる:テレワーク経験ありの管理職22.0%、テレワーク経験なしの管理職13.3% チーム間でコミュニケーションが取れる:テレワーク経験ありの管理職14.3%、テレワーク経験なしの管理職8.3% 部下とよりコミュニケーションが取れる:テレワーク経験ありの管理職13.0%、テレワーク経験なしの管理職7.7% 上司とよりコミュニケーションが取れる:テレワーク経験ありの管理職9.7%、テレワーク経験なしの管理職5.3% その他:テレワーク経験ありの管理職1.3%、テレワーク経験なしの管理職1.7% 良かったと思うことはない:テレワーク経験ありの管理職6.7%、テレワーク経験なしの管理職13.3% テレワーク経験ありの管理職(n=300)、テレワーク経験なしの管理職(n=300)

テレワークの良かったところは部下と自身の「ワークライフバランスがとりやすい」。また、「テレワーク経験ありの管理職」の半数は、「業務効率向上」をあげており、「テレワーク経験なしの管理職」とは20ポイントの開き

マネジメントする立場でのテレワークを実施して良かったところを聞くと、ともに最も高かったのは、「部下のワークライフバランスがとりやすい」で、「自身のワークライフバランスがとりやすい」が「テレワーク経験ありの管理職」の2位、「テレワーク経験なしの管理職」の3位にあがり、ワークライフバランスに関する項目が上位にあがりました。

一方、「テレワーク経験ありの管理職」の50.0%が回答した「業務の効率が上がる」は、「テレワーク経験なしの管理職」では、30.0%となり、20ポイントもの差が出ました。また、「テレワーク経験ありの管理職」の3割近くが「部下の自立心が向上する」をあげたが、「テレワーク未経験の管理職」では17.7%にとどまり、12.3.ポイント差が出る結果となりました。

Q4.ご自身について、今後もテレワークを続けたいと思いますか

テレワーク経験ありの管理職:はい92.7%、いいえ7.3% テレワーク経験なしの管理職:はい75.0%、いいえ25.0%

Q5.部下について、今後もテレワークを続けさせたいと思いますか

テレワーク経験ありの管理職:はい92.7%、いいえ7.3% テレワーク経験なしの管理職:はい73.0%、いいえ27.0%
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Q4.ご自身について、今後もテレワークを続けたいと思いますか(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300)、はい92.7%、いいえ7.3% テレワーク経験なしの管理職(n=300)、はい75.0%、いいえ25.0%

Q5.部下について、今後もテレワークを続けさせたいと思いますか(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300)、はい92.7%、いいえ7.3% テレワーク経験なしの管理職(n=300)、はい73.0%、いいえ27.0%

「テレワーク経験ありの管理職」は今後の自身と部下のテレワークについて9割以上が続けたい、一方で「テレワーク経験なしの管理職」は約7割にとどまり、20ポイント近い差

自身と部下について、今後もテレワークを続けたいか質問したところ、「テレワーク経験ありの管理職」は「自身」「部下」がともに9割を越えた(ともに92.7%)一方で、「テレワーク経験なしの管理職」は「自身」(75.0%)、「部下」(73.0%)ともに7割にとどまりました。いずれもテレワーク意向が高いものの、「テレワーク経験」の有無で20ポイント近い差がつきました。

Q6.テレワークの最適な頻度はどれくらいだと思いますか

テレワーク経験ありの管理職:週4日以上44.7% 週2~3日ほど44.7% 週1回ほど(月4回ほど)7.0% 月4回未満3.0% テレワークがない方がいい0.7% テレワーク経験なしの管理職:週4日以上29.3% 週2~3日ほど43.7% 週1回ほど(月4回ほど)14.0% 月4回未満4.4% テレワークがない方がいい8.7%
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Q6.テレワークの最適な頻度はどれくらいだと思いますか(単一回答)

テレワーク経験ありの管理職(n=300):週4日以上44.7% 週2~3日ほど44.7% 週1回ほど(月4回ほど)7.0% 月2~3日ほど1.0% 月1回ほど1.7% 月1回未満0.3% テレワークがない方がいい0.7% テレワーク経験なしの管理職(n=300):週4日以上29.3% 週2~3日ほど43.7% 週1回ほど(月4回ほど)14.0% 月2~3日ほど2.7% 月1回ほど1.0% 月1回未満0.7% テレワークがない方がいい8.7%
  • (イラストでは月2-3日ほど、月1回ほど、月に1回未満を合計しています。)

最適なテレワーク頻度について「テレワーク経験ありの管理職」は「週4日以上」・「週2~3日ほど」(ともに44.7%)、「テレワーク経験なしの管理職」は「週2~3日ほど」(43.7%)

テレワークの最適な頻度について質問したところ、「テレワーク経験ありの管理職」は「週4日以上」と「週2~3日ほど」が最多(ともに44.7%)となった一方、「テレワーク経験なしの管理職」は「週2~3日ほど」(43.7%)が最も多く、「週4日以上」は29.3%と「テレワーク経験ありの管理職」より約15ポイント低い結果となりました。

また、「週4日以上」と「週2~3日ほど」の回答率を合計すると、「テレワーク経験ありの管理職」では89.3%、「テレワーク経験なしの管理職」では73.0%となり、全体では、緊急事態宣言下にテレワークを経験した管理職は、週2日以上のテレワークが最適と考えているようです。

  • 回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。
  • 本調査では、「管理職」を3人以上の部下がいる人と定義しております。
  • 2019年までに1ヶ月あたり2~3日以上のテレワークをしており、2020年4月の緊急事態宣言後に週4日以上テレワークをした人を「テレワーク経験ありの管理職」、これまでテレワーク未経験で2020年4月の緊急事態宣言後に週4日以上テレワークをした人を「テレワーク経験なしの管理職」としております。

【調査概要】
調査対象:50人以上の従業員がいる会社に勤めている正社員で、3人以上の部下がおり、以下の①・②いずれかの条件に当てはまる日本全国の20歳~59歳の男女
①2019年までに1ヶ月あたり2~3日以上のテレワークをしており、2020年4月の緊急事態宣言後に週4日以上テレワークをした人(テレワーク経験ありの管理職)
②これまでテレワーク未経験で2020年4月の緊急事態宣言後に週4日以上テレワークをした人(テレワーク経験なしの管理職)
サンプル数:600人
(テレワーク経験ありの管理職:300人、テレワーク経験なしの管理職:300人)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2020年7月25日~27日