【 解説 】会長・社長は経営を行う立場であることから、ストレス要因がほかの職位と比較して少ないことが考えられる。あるいは、ストレス耐性が強い人物だからこそ経営者になれたという見方もできる。一方、年齢別では40 代が最もストレスを感じている傾向にあり、世代として中間管理職層が多いことなどが要因として考えられる。
【 解説 】大企業社員は、「職場の人間関係」をストレスと感じる割合が高く、「異動や昇進」「仕事量が多いこと」など、大企業ならではの人間関係や自身のキャリアへの悩みがあると考えられる。小規模企業社員は、「職場の人間関係」や「異動や昇進」「仕事の裁量権」などのストレスがほかより低い。一方で「取引先との関係」への回答は最も多く、仕事の受注先に対してストレスを抱えている様子がうかがえる。
【 解説 】外資系社員は、外資系企業以外の社員と比較して、全体的にストレス解消に取り組む割合が高い。男女で比較すると、女性社員に同様の傾向がうかがえた。ストレス解消法としては、外資系社員は「好きなものを食べたり、お酒を飲む」という回答が最も多かった。女性も「好きなものを食べたり、お酒を飲む」「買い物をする」という回答が男性よりも圧倒的に多く見られた。
【 解説 】「 給与アップ」の次に多い回答が「職場環境の改善」となり、「リフレッシュルームなど休憩できるスペースを設ける」「フレックスタイム制など柔軟な働き方の実現」「社内コミュニケーションの活発化」など働く環境や働き方についての希望が多い。
【 解説 】「(生産性の高い仕事をしていると)そう思う」「ややそう思う」という回答が最も多いのは外資系社員、最も回答が少ないのは、政府・官公庁など、民間企業ではない組織・団体職員だった。外資系社員のほうが、自身の仕事の生産性が高いと捉えており、自己評価が高い傾向にあるといえる。また、外資系社員は常にパフォーマンスの最大化を求められる環境にあるとも考えられる。