ICTで教育現場にさらなる「躍動」を。長年の夢を叶えたエンジニアがめざす地域創生

2023.7.21

 

 

Adecco Groupにおいて、エンドツーエンド・コンサルティングサービスを提供するAKKODiSコンサルティング株式会社のエンジニア古家 憂二の職場は、静岡県南伊豆町の小中学校。ICTを活用して教育現場での支援を行う古家は、教育に関わる仕事をするという長年の夢が叶い、毎日「躍動」していると笑みを浮かべます。

初となる試み。夏休みの「デジタル登校日」は先生がICT活用に目覚めて自ら企画

現在、古家はAdecco Group JapanのAKKODiSコンサルティング株式会社 地方創生部に所属。「Social Innovation Partners」プログラムの一環として2022年4月、古家は静岡県南伊豆町に着任しました。

古家

「2019年にスタートした『Social Innovation Partners』プログラムは、高いコンサルティング力と技術力を備えたエンジニア社員が地方自治体に赴き、地域住民や自治体職員の方々と対話しながら、地域の課題を解決へ導くという取り組みです。

地方創生を人財育成の場として捉えたプロジェクトであり、南伊豆町を含む20の自治体が参加。現在、120人超の社員が全国の自治体と連携して各地域での課題解決に取り組んでいます」


古家は2022年4月に静岡県南伊豆町初となる「地域活性化起業人」の協定が締結されたことにより、同町に着任することになりました。現在は、月の半分を南伊豆で過ごしています。

古家

「南伊豆町が推進するGIGAスクール構想の実現に向けて、ICTを推進する教育アドバイザーとして、町内の5つの小中学校に常駐し、先生たちの業務の負担軽減や教育の質の向上、デジタル人財の育成に関する業務、地域と連携した教育推進体制の強化を担っています。

先生たちからの質問にいつでも対応できる態勢を整えているほか、ICTを活用した授業作りを支援しています。GIGAスクール構想の一環として、学校では一人一台パソコンやタブレットなどの端末が配布されますが、生徒だけでなく教員の皆さんが使いこなせるようになることで、教育の場を通じてより良い町づくりができるように、ITのプロフェッショナルとして支援を行っています」


南伊豆町の人口は現在、8,000人を切っており、過疎化が進む町の教育の課題は山積しています。

古家

「南伊豆町の学校は生徒数が少ないため、教員の人数もそれに応じて他の地域と比較して少なく、教科担任が全学年に対して1人しかいない場合もあります。学校内で同じ教科を受け持つ先生が複数人いればできる、授業の進め方などについて相談し合えるような状況がほとんどありません。さらには、生徒同士の関係も小学校から固定化しています。

そこで、外とつながるためにICTが活用できるわけです。チャットツールを使って、町内の先生同士がつながる取り組みを推進しています」


ICTの端末の配布自体を目的とするのではなく、対話を通じて、学校や地域が目指す理想の実現に向けたICTの使い方、スキルや判断力を先生方に身につけてもらうことが目標です。

古家

「「夏休み中に生徒間交流をするための『デジタル登校日』を設け、休み中でも児童生徒との関係性を保つ試みを行いました。これは先生たちが、『夏休み明けの登校渋りを改善したい』という想いのもと企画したものなんです。最近ではこういった先生からの未来志向の問い合わせが増えています」